妊活・不妊治療を経て、人工授精2回目で第一子を妊娠しました。
今回は人工授精の時の「夫の精液検査の数値」や、夫のAIH前の過ごし方についてまとめてみました。

この記事を書いている私は、渋谷在住の27歳、会社員です。勤務5年目、自炊記録アカウント(@tekito_na_gohan)で日々の食事を綴ったり、外食記録(@umasugita_meshi)では渋谷の名店を記録しています。ブログでは妊活・不妊治療記録、日々の料理や献立を書いています。
現在妊活・不妊治療を経て、第一子妊娠中です。
●人工授精について知りたい
●初めてのAIHで色々わからない
●AIH当日の精液検査の数値が気になる
①妊活チェックへ行く@恵比寿ウィメンズクリニック
②精液検査をする
③人工授精1回目(→リセット)
④卵管造影検査&人工授精2回目 <= 今ココ!!
⑥妊娠判明
⑦「不妊検査等助成事業」で助成金を申請
私たちの不妊治療事情


●現在27歳(1994年生まれ・夫30代後半)
●入籍するまで低容量ピルを服用
●妊活チェック済、異常無/AMHが34歳くらいでやや低め
●精液検査済、異常無
●卵管造影検査済、異常無
●男性不妊 (勃起障害)により不妊治療開始 2021.12~
●現段階:人工授精(AIH) 2回目
●生理日13日目以降から超音波検査で卵胞を観察
●人工授精まで1〜3回クリニックに通い様子見
●卵が育ってから排卵は早めらしい
●2回目の人工授精で妊娠
精液検査からみた人工授精の成績(引用:亀田 IVFクリニック幕張)




自然妊娠可能な精液の総運動精子数は900-1500万個と言われています。人工授精が有効なのは調整前の原精液で1000万個以上、もしくは500万個以上の場合は運動率が30%以上とされています。また人工授精の投与全運動精子数(処理後の総運動精子数)と妊娠率も関係するという論文も数多くあり、調整後の投与全運動精子数で50万個では人工授精で妊娠することは難しいとされています。
私たちもデータを出してみました。このデータは女性年齢を39歳以下とし、亀田総合病院と亀田IVFクリニック幕張の2施設で調整前・後の総運動精子数で妊娠率を比較したもので、2016年以降の3000例以上の症例での成績です。こう見ると調整前では200万以下で妊娠例がなく、調整後運動精子数では成績が落ちるラインが見つかりませんでした。これらの結果から当院では調整前総運動精子数200万以下で人工授精を行うかどうかをお話しするようにしています。一般論を学ぶことも大事ですが、やはり自分たちの成績をお話しできることが患者さまにとって納得がいくのではと思っています。
亀田 IVFクリニック幕張 http://www.kameda-ivf.jp/blog/post_94.html
WHOの基準値
精液量 | 1.5mL以上 |
精子濃度 | 1500万/mL以上 |
運動率 | 40%以上 |
1回目の人工授精


AIH①当日の精液検査の結果は?
1回目はWHO基準値を全てクリアしていたので、一安心しました。


AIH①回目前に、夫が気をつけたこと
・禁欲期間を管理する
・アルコール&タバコなし(元々飲まない・吸わない)
禁欲期間の管理以外は、特にこれと言って意識したこともなく、段通り過ごしていた印象です。
1回目はリセット(生理)が来ました・・・
1回目は排卵後にAIHを実施したのですが、リセットが来てしまいました。
2回目の人工授精


AIH②当日の精液検査の結果は?(1回目より悪かった)
運動率が「26%」で、WHOの基準以下でしたが・・・



「処理後の総運動精子数」が500万あるので、大丈夫でしょう。
と、先生が仰っていたので、当日も予定通りAIHを実施しました。


AIH②回目前に、夫が気をつけたこと
・禁欲期間を管理する
・アルコール&タバコなし(元々飲まない・吸わない)
・1〜2週間前からサウナを控える
・高温のお風呂に長く浸からない
・亜鉛のサプリを飲む(摂取容量を守り、過剰に摂りすぎない)
・直前はコーラやスナック菓子など控える
・良質な睡眠
前回よりも意識してもらったのは、サウナを控えることと高温のお風呂に長く入りすぎないことです。
そして2週間前くらいから、亜鉛のサプリを毎朝飲んでもらいました。
AIH2回目で妊娠しました
AIH1回目はリセットが来てしまいましたが、2回目は妊娠反応がありました。
「人工授精前にわたしが気をつけたこと」はこちら
わたしが人工授精前に気をつけたことは、こちらにまとめています⬇︎


夫が服用したサプリ
亜鉛を摂取する際の注意点
渋谷バースクリニック https://www.sj-shibuya-bc.jp/staff-blog/?p=466
亜鉛を大量に(←ここが重要!)摂取することは、妊活に対してはかえって逆効果になる恐れがあるのです。一方で、先述した通り亜鉛は人体に非常に重要な役割を担う栄養素でもあります。そして、人体には亜鉛を貯蔵する臓器は存在しません。近年では生活習慣の乱れや食の欧米化などから、特に男性において不足しがちな栄養素に挙げられています。(※平成28年 厚生労働省 国民健康・栄養調査より)パンやシリアルに多く含まれるフィチン酸塩は亜鉛の吸収を阻害する他、加工食品に多く含まれる食品添加物やアルコールの摂取、また喫煙習慣がある場合では亜鉛の消費量・排出量が増加するため体内の亜鉛が不足する原因にもなります。そのため亜鉛は妊活に向けてというより、「男性が健康的な身体を維持するために」摂っていただきたい栄養素となります。また、必ず“正確な量”で摂取する必要があることも付け加えておきます。妊活には、いかに妊娠に向けた健康的な身体づくりをしていくかが重要になりますので、不足しがちな栄養素を補っていくことが重要です。
まとめ
今回は人工授精の時の「夫の精液検査の数値」や、夫のAIH前の過ごし方についてまとめてみました。
少しでも参考になれば嬉しいです。



最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
ブログのトップページはこちらです⬇︎