以前話題になった、緊急避妊薬。避妊に失敗した、もしくは避妊に失敗した可能性のある時に使える唯一の行為後に有効な避妊手段です。一方、周りの人には相談しにくく、どこで手に入れて、どう服用すれば、どれくらい効果があるのか、わからない人もいるのでは・・・?
ここでは、誰にも相談できないけど、まず緊急避妊薬をどうやって手に入れればいいのか、服用後はどうなるのか、一人で不安に思っている方の助けになればと思い、緊急避妊薬について書くことにしました。またこの私の経験は2019年以前のことです。最新の緊急避妊薬に関する情報はご自身でアップデートしていくことをオススメします。

この記事を書いている私は 渋谷区在住の27歳 会社員です。
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●アフターピルについて知りたい
●アフターピルの副作用は?
●どうやって手に入れる?
●アフターピルの効果は?服用の仕方は?費用は?…etc
自分の服用経験 & アフターピルの認知度
ちょっと前に話題になった緊急避妊薬の検討会。
まさに私が「若い女性」だった頃、1回目は大学生の時、2回目は社会人になってから、緊急避妊薬を服用した経験があります。服用の経験を話していた友人から電話で、「どこで、どう緊急避妊薬を手に入れればいいのかわからないから教えて欲しい」と、とても不安な様子で相談されたこともあります。少なくとも当時の私の周りの人たちの一部では、緊急避妊薬を万が一の時にどこでどう手に入れればいいのか、どんな薬なのかあまり知らない印象です。
女性が自分の身を守れる手段の一つを、多くの人が、知らない、知られていない、存在するのに使いにくい。ずっと不安なまま生理を一人待ったり、望まない妊娠・中絶に繋がる可能性もあるのに、とても不便です。
緊急避妊薬とは
別名アフターピルです。避妊に失敗した、もしくは避妊に失敗した可能性のある時に服用すると避妊できる可能性がある薬です。「避妊せずに行なわれた性交または避妊したものの避妊手段が適切かつ十分でなかった性交の後に、緊急避難的に服用する避妊薬」と定義されています。仕組みとしては以下の通りです。
アフターピルの作用機序について説明します。排卵前の卵胞期に使用することによって正常な排卵を抑制することが分かっており、約80%の女性が5日間以上避妊効果が続き、アフターピルを内服してから5~7日間は排卵がなくなります。この期間の間に性器内に侵入しているすべての精子が受精能力を失うため、妊娠を成立させないという効果が見られるのです。
https://www.clinicfor.life/articles/b-023/
どうやって手に入れる? → とにかく産婦人科へ相談する
今はオンラインでも手に入れられるそうですが、配送に時間がかかって効果的なタイミングで服用できないなどリスクがあるそうです。やはり、すぐに産婦人科に行くこと。先生との対面が慣れない、避妊に失敗したことを話すのが恥ずかしい、など思う必要は全くありません。産婦人科の先生に相談しましょう。
「かかりつけ医がおらず、どこに行けば良いかわからない・・・」など、医療機関に迷うときは以下の、都道府県別に作成された 緊急避妊にかかる対面診療が可能な産婦人科医療機関等の一覧 をぜひ参考になさって下さい。「緊急避妊を希望する方が医療機関を選択する際の参考となるよう、緊急避妊にかかる対面診療が可能な産婦人科医療機関等の一覧を作成」してくださっています。
厚生労働省HP 緊急避妊に係る取組について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000186912_00002.html
緊急避妊薬は “行為後72時間以内” に飲む
参考にしたHPによると、以下のように書かれています。72時間というタイムリミットがあること、なるべく早ければより高い避妊効果が得られるということがポイントです。
避妊に失敗した後、72時間以内(3日以内)に服用します。
https://www.makiclinic.com/ope_pill/after
ただし内服が早ければ早い程、効果がありますので可能な限り早くご来院下さい。
72時間を過ぎた場合も5日(120時間)以内なら、ある程度の効果は期待できます。
緊急避妊薬の種類と費用(少し高いです)
費用と緊急避妊薬の種類をまとめてみました。
※私はこちらを服用しました。
1回1錠、費用 15,000円
費用は高いが、副作用がほとんどなく1回の服用で済むことが特徴。
1回2錠 × 2回、費用 7,500円
避妊失敗後72時間以内に2錠いっぺんに服用、
その後、正確に12時間後にもう1回2錠内服。計4錠。
参考HPによると副作用は、以下の通り。
- 吐き気
- 嘔吐(内服後3時間以内に嘔吐したら、初めからやり直し)
- 不正出血
- 頭痛、めまい、乳房のハリなど
※一時的に上記のような症状が現れる場合がありますが、24時間以内に消失。
個人的には、ノルレボ錠を選択してよかったです。
ヤッペ法はコスト面は多少良いものの、1回目の服用後に副作用で吐き出してしまうと効果がなくなってしまう、時間を正確に守る必要があるなどのリスクもあります。
服用後はどうだったか(ノルレボ錠)
後日大事な仕事や予定がある方は不安だと思いますが、ノルレボを服用した私の場合、副作用はなしでした。少し体が熱った記憶はありますが、普通に仕事&生活できました。
数日後少量の生理が来て避妊できたことを確認しました。服用後も出血がいつ来るのか・・・と心配になった記憶があります。体は元気でも精神的には多少不安定だったと思います。
【追記】確実な避妊には、低用量ピル
避妊に関して、個人的には低用量ピルが確実だと感じます。パートナーだけでなく、自分ができる確実な避妊方法です。副作用で飲めないという体質の方もいらっしゃるので、まずは産婦人科に相談されることをオススメします。
低用量ピルに関しては以下の記事で紹介しています。避妊目的で服用を始めましたが、私の場合、肌荒れが劇的に治ったので服用を今も続けています。ぜひ見てみてください。
まとめ
今回は、緊急避妊薬についてまとめてみました。
私は大学生や社会人の時に、緊急避妊薬が必要になったので自分で手に入れることができました。しかし、未成年の方や緊急避妊薬の知識がない方、買いたくても保護者の方に相談できない方など、一人悩んで生理を待つしか対策がない方がいると思います。ですが、それは個人の精神的負担がとても大きいと思います。勇気がいるかもしれませんが、必ず、産婦人科に相談しましょう。
またはパートナーの方は、サポートし産婦人科受診を勧め、場合によっては一緒に産婦人科へ同行しましょう。万が一、避妊が失敗していた場合その後の人生にも大きく影響する可能性もあります。相談する時間と手間は、それを考えると惜しむべきではないと思います。そして緊急避妊薬を含め、正しい避妊の知識を持ち自分自身を守って欲しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうござました。
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